トラフグ水揚げ量増加で沸く七ヶ浜地区
- tokyo-hugu
- 5月25日
- 読了時間: 3分
今後は規制強化と処理者拡大が課題か
宮城県七ヶ浜町・福島県相馬市を訪ねる
近年、急速に資源量が伸びてきている東京湾口で産卵されたトラフグだが
東京湾で育ったのち、外洋に出て千葉県の外房地区、福島県相馬地区
そして近年では宮城県での七ヶ浜地区でも安定した漁獲量となっている。
これまで千葉県いすみ市や福島県相馬市で関係者との情報交換を進めてきたが
このほど宮城県の七ヶ浜町を訪問、宮城県で唯一トラフグが漁獲されているとされる
七ヶ浜地区を訪問した後、福島県相馬市でも関係者と情報交換した。
今回の訪問には下関唐戸魚市場㈱の松浦広忠部長と一般社団法人福とらの会の鈴木光二会長・岡本力三理事がそれぞれ同行した。七ヶ浜地区では宮城県漁業協同組合七ヶ浜支所を訪問、現在の同支所の水揚げ・流通の現状について取材した。
七ヶ浜支所ではマダイやスズキ、サワラやワタリガニなどが漁獲されるが、近年ではトラフグの水揚げが伸びてきている。現在6名のトラフグ漁師が所属、延縄漁業で従事している。
水揚げ量は2022年4・5㌧、2023年5・5㌧、2024年10㌧で、この2025年は現在で3㌧の水揚げ数量となっている。漁期は9月・10月がピーク。12月には徐々に取れなくなり、1月には終了する。出荷先は東京を中心とした県外。地元にフグ処理の資格者が少ないこともあり、大半を県外出荷に依存している。
急速に水揚げが増えていることからも、必要な規制が対応できておらず、相馬市のように船ごとの漁獲枠設定は行われていない。今後は地元消費を伸ばしながらブランド化を目指したいものの、フグ処理の講習会も行われていないため、県内での販売拡大は進んでおらず課題となっている。
この後、福島県相馬市へ移動し、相馬双葉漁協の石橋正裕氏を訪ねた。漁業協同組合事務所での話し合いとなったが、今シーズンは一日300㎏の水揚げ量で推移していることの説明を受けた。チリメンが豊漁となっている事からトラフグ漁業者も多くが縮緬に従事しているようだ。
ただ、近年では福島県内でのフグ処理者を増やす取り組みが奏功しており、県内流通の拡大が進んできている。相馬市役所での立谷市長との懇談でも復興の目的で建設された「浜の駅」を中心に進む地場消費拡大に向けた取り組みに関する話も伺うことができ、充実した取材となった。
【 ↓七ヶ浜漁協での見学の様子 】




【 ↓七ヶ浜漁協でのトラフグ水揚げの様子 】




【 ↓七ヶ浜漁協担当者との記念写真。左から水産資源研究所の平井慈恵主任研究員、下関唐戸魚市場㈱の松浦広忠常務、一般社団法人福とらの会の鈴木光二会長・岡本力三氏 】

【 ↓相馬市原釜地区に置かれている東日本大震災犠牲者の慰霊碑 】


【 ↓相馬双葉漁業協同組合所属の仲卸・㈲飯塚商店 】


【 ↓相馬双葉漁業協同組合で青壮年部の石橋正裕部長との懇談 】

【 ↓相馬市の立谷秀清市長を表敬訪問 】

【 ↓相馬市中村の割烹やましたにて 】




コメント